いざ出産＠LDR

陣痛の波の合間にオキトキシン（陣痛促進剤）を吊るした点滴台を杖にして、10m　ほど先のLDR（Labor Delivery Recovery＝陣痛分娩室）へ歩いて移動し分娩台に上がるも、産褥ショーツ※は履いたまま。

上がって即出産態勢OKという訳ではなく、点滴管を取回したり、胸の上にタオルを広げられたり、適所へ機材をセットしたりでバタバタしていたからでした。（私はこの時、夫にビデオ撮影アングルを指示・確認する余裕あり）
※クロッチ部分はOPENされていましたが。

LDRに入って15分くらい経った頃、助産師さんが進み具合を確認→ショーツを脱ぐと同時に、促進剤の点滴レベルUP。そして汚れ防止の足カバーを装着☆
夫は私の肩を掌で包んで下方へ押すように（力を入れ難かったら壁を蹴ってねと言われていました）、私は手で膝を抱え身体を丸めながらイキむよう指導を受けると、医師が呼ばれ。
いよいよ「出産」です。


この後は汚くて痛い表現・生々しい写真が含まれるので、平気な方のみ↓のリンクをクリックしてください。

陣痛の波に合わせて「ぷふぅぅーーーっっっ」と息を吐きつつイキんでいたのですが、数度目の波から片足につき一人が付いて足を押され、その結果　お小水がぴょーっっと。

自ら排尿した感覚は全く無く、膀胱が押されて出ちゃった・・・模様。（＾＾；）

すかさず医師が「力を抜いて～」と導尿処置をしようとしたのですが、なにせ波の真っ最中。
即座に「（波がおさまるまで）ちょっと待ってくださいっ」と丁寧語でお願いしたり、飛んでしまったお小水をふき取ってくれている夫と助産師さんに「ごめんねぇ・・・」と謝ったり、と思った以上に冷静な私。

『理性が残っているうちは産まれない、って言うよなぁ』なんて思いながら、再び波が来たときにイキみかけたら、産道ではないところに走る激痛！思わず
「いたい いたい、いたたた痛ぁーーーいぃぃっ！！！」
と大声を上げたのですが、背後から見ていた夫によると「助産師さんが会陰に両指を引っかけて、左右に力いっぱい引っ張ってたよ」とのこと。
・・・手加減無しで皮膚を引っ張られてりゃ、痛いはずだわ。
痛さの度合いは【プロレスラーに二の腕の内側を思いっきりつねられた】のを思い浮かべて頂ければ、かなり近いのではないかと。

「ぷふぅーーー」と息吐き音以外で私が発した言葉は、以下の通り。
　・『次が来たっ』と思った瞬間、「（足を）抱えなくていいですか」。
　・ひとしきりイキんだ後の小休憩中、夫に向かって「息、顔にかけんといてぇ」。
　　（夫は私のイキみに合わせて呼吸していた）
　・助産師さんの「赤ちゃん、もうココに見えてるからねー」という声掛けに、抑揚なく「はい」。
　・先生の「そこでもう一息いきんでごらん」という声掛けに「ふぅぅーーー、出てくれぇー！」。

私って意外と野生化しないなぁ、なんて思いつつ、↑そんなこんなで20分ほど。
「ぷふぅーーーー、（指で引っ張られる皮膚が）痛いぃーー、ヴヴぅぅぅーんーー！！！」
と若干長めにイキんだら、急に便秘がスッキリ解消した時のような「閊えがとれた感じ」」がしたので思わず
「出たっ！」
と言ったら、股の間から乳児がコンニチハ。

両腕を伸ばして赤ちゃんを受取り胸の上に乗せるやいなや、医師による新生児ケアが始まりました。
ほどなくして「ほぎゃぁ」という声が上がり一安心。私が赤ちゃんの頭を撫でている間に、身体や胎便をふき取ってもらい、臍の緒を切らせて貰ったり＠夫。
『会陰を指で広げられた時が一番痛かったな・・・陣痛はちょっと重めの生理痛程度だったし、よく例えられる“鼻からスイカをひねり出す”痛さも腰痛も無かったなぁ』なんて思っていると、分娩台がせり上がり先生が「縫合はじめますねー」と。
あら・・・いつの間にか後産も終わっていたらしいです。
促進剤のお蔭でイキむことなく押し出されたのかな？（＾＾；）

ちなみに切開前の麻酔および会陰切開は全く痛みを感じませんでしたが、産後の縫合「刺す・糸を引く・結ぶ」の「結ぶ」際にテンションが掛かって地味に痛かったです。
もちろん陣痛～出産を通しての痛みNo.1は“会陰を指で広げられた”でしたが。←シツコイ

経過を振り返ると、「1/21 21：00に陣痛発来・1/23 0：45に高位破水・1/23 19：15に促進分娩・1/23 21：27出産」なので、分娩所要時間は48時間35分。
あ～、（眠れなくて・ご飯食べられなくて）しんどかったぁーーー。

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